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法王の転生を期待する仏教徒たち

法王の転生を期待する仏教徒たち


 
 
 
以下の記事ではアメリカでもダライ・ラマの後
継者に関心が高いということです。この記事は
ダライ・ラマの転生を想定しているようですが、
チベット仏教の広がりとその地の事情が分かり
ます。
 
書き手の楊海英氏は内モンゴル自治区の出身だ
そうです。1964年生まれ、2000年日本
帰化し、モンゴル名、中国名、日本名を持っ
ているということです。文化人類学者。  
 
最近報道されたダライ・ラマの発言からは法王
の転生はないようです。しかし、まあいいじゃ
あないですか。チベットの歴史は今まで転生で
やってきたのだから、法王の生まれ変わった子
供を探す手順もチベット独特のものがあるでし
ょう。想像でも歓迎するべきでしょう。メディ
アはニューズウィーク日本版です。読んでみま
しょう。
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次期ダライ・ラマに高まる関心 「15世」候補者は世界で探せ

ニューズウィーク日本版 9/16(土) 13:31配信

 
ダライ・ラマ14世の健康不安でささやかれる転生の行方

米シアトルのアメリカ人夫妻の元にある日、チベット仏教の僧侶が訪ねてくる。夫妻の息子が高僧の転生だと告げられ、クリスチャンとして疑問を抱きながらブータンにあるチベット仏教の寺院にわが子を連れて行く。夫妻は少年僧に囲まれて楽しそうなわが子を見て、人種や宗教差別を乗り越えようとする僧侶たちの真意に気付く......。

焼身しか策がないチベット人の悲劇

ベルナルド・ベルトルッチ監督の映画『リトル・ブッダ』は、上映を禁止した中国以外では世界的にブームとなった異色作だ。

いまチベット高原を挟んで、チベット亡命政府のあるインド北部ダラムサラと北京との間で、『リトル・ブッダ』よりも熾烈な駆け引きが行われている。チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世の健康状態が注視されるようになったからだ。82歳と高齢の法王は、8月中旬にはアフリカのボツワナ訪問を静養を理由にキャンセル。膀胱癌の再発を懸念する報道もある。

不謹慎だが15世はどこで生まれ変わるか――。チベットや中国、仏教に関心を持つ識者の共通の関心事となっている。今や芸能界と政財界で多くの熱心なチベット仏教徒を有するアメリカも例外ではない。

あるアメリカ人政治学者は今春、「トランプ米大統領の御曹司、11歳のバロン君が15世に最適」と私に語ったことがある。そうなれば、アメリカのチベットへの関心は高まり、中国による不法侵略と占拠の問題も解決できるから、というわけだ。

「モンゴルで生まれ変わる可能性も十分にある」と、モンゴルの首都ウランバートル在住の高僧は私に何回も語ったことがある。ダライ・ラマ自身もモンゴルに来るたびに、チベットとの歴史的な縁を強調する。「海のごとき師」を意味するダライ・ラマの称号は16世紀にチンギス・ハンの直系子孫から与えられたもので、ダライ・ラマ4世もモンゴル人だった。

<賢そうな子供をリストに>

チベットもモンゴルも後に満州人に征服されたが、20世紀初めに清朝が崩壊すると、自立したばかりのモンゴルは真っ先にチベットの独立宣言を歓迎するなど、対中国で常に共同戦線を張ってきた。そのモンゴルは100年以上たった現在、随分軟弱になった。仮にモンゴルから次の法王が誕生したら、中国は軍隊を派遣するのではないか、とモンゴルの政治家は危惧する。

第3の候補地は、チベット仏教文化圏の重要地であるロシア連邦のブリャート共和国だ。19世紀末、チベットをめぐって列強がグレート・ゲームを展開したときのこと。イギリスがチベットに進出を図った際、これを阻止しようとしたロシアの切り札はブリャート人の高僧ドルジエフだった。チベットに派遣されロシアへの接近を進言するドルジエフの影響力に、イギリスは大いに悩まされたほどだ。

だが今のロシアを治めるのは対アメリカで中国と共闘するプーチン大統領ダライ・ラマの転生で、ブリャート共和国がチベット仏教世界の一部として政治力を増大することをプーチンは喜ばないだろう。

目下、ダラムサラも中国も秘密の選定チームをつくって、賢そうな幼子たちをリストアップして、いつでも15世と宣言できるようにしているようだ。宗教的権威はダラムサラにあるが、チベット仏教第2の高僧パンチェン・ラマ11世の前例もある。95年にダライ・ラマチベットの少年を11世に認定したが、中国は少年と両親を拉致。同年に別の少年を11世として擁立、今日に至る。

今のパンチェン・ラマチベット人は偽物と批判しながらも黙認しているのは、権威もカリスマもダライ・ラマに遠く及ばないからだ。もし中国がダライ・ラマの偽物をつくったら、仏教を愛する温和なチベット人も闘争に立ち上がるだろう。今までは焼身自殺で抵抗を示してきたが、大規模な紛争に発展する可能性も否定できない。

ノーベル平和賞受賞者ダライ・ラマを敵視する中国の存在こそが平和を脅かしている。

楊海英(本誌コラムニスト)

 
次期ダライ・ラマに高まる関心 「15世」候補者は世界で探せ ニューズウィーク日本版9/16(土) 13:31
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思わず見入った中国の尖閣プロパガンダ映像

産経新聞 9/19(火) 14:04

 

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