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ネットビジネス情報は海原の波

毎日、沢山の情報が生まれ消えています。どんな情報がいいのか?

年末の整理とやはり緊張が続きそう

年末の整理とやはり緊張が続きそう
 
 
 
 
もうもう年末ですね。南シナ海の2016年の最大
の出来事は仲裁裁判所の判決でしょう。中国が
この判決を無視するとしたことも含みます。
以下の記事は、南シナ海第二次世界大戦後か
らこの仲裁判決に至るまでを分かり易く記述さ
れています。書き手は福島香織氏です。


1950年には中国の武装漁民が西沙諸島の島を
占拠したということです。今の中国が建国され
た翌年になります。1974年には中国海軍と南
ベトナム海軍の海戦があったようです。1988年
には中国解放海軍とベトナム海軍が南沙諸島
戦い、ベトナムは敗北しました。1995年には
フィリピンが実効支配していた島を中国に貸し
て乗っ取られました。南シナ海では中国の好き
な「○○友好」はなかったようです。


2013年にはフィリピンが国際仲裁裁判所へ提
訴したのですが、ルソン島に近いスカボロー礁
から中国は撤退するとしながらも、居座ったの
が直接の理由です。


中国はこれだけうまく勢力範囲を広げてきたの
で、東シナ海もと考えるかもしれません。何か
と問題が発生しそうです。2017年も南シナ海
は緊張が続くことでしょう。以下の記事を読ん
でみてください。地図は防衛省のページからで
す。
 
 

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中国海軍に拿捕された「米国無人潜水機」が返還。
「2017南シナ海有事」の可能性とは?
そもそも南シナ海の覇権地図とは?

BEST TIMES 12/21(水) 17:00配信


いま南シナ海で起きている現実とは


 南シナ海で今、何が進行中かということを整理しておこう。


 南シナ海では今、中国が実効支配を進め、フィリピンやベトナムと領有を争う南沙(スプラトリー)諸島や西沙(パラセル)諸島で軍事拠点化を進めているところである。


 二〇一六年二月、中国はベトナムと領有を争う南シナ海西沙諸島の永興(ウッディー)島に、地対空ミサイル紅旗9を配置。米国らが抗議するも、自国の領土領空の防衛設備を造るのは当然の権利、とうそぶいた。
保守系メディアFOXニュースが、特ダネとして「解放軍が南シナ海の島に地対空ミサイルを配備した」と報じたのは二月一六日。米民間の衛星画像で確認されたという。FOXによれば、少なくとも二月三日には何もなかったところに、一四日にはミサイル設備が写っていた。


 中華圏における春節旧正月)祝いムードに冷水を浴びせるように、北朝鮮が弾道ミサイル(人工衛星)発射実験を行ったのが二月七日の除夕(旧歴の大晦日)だが、そのどさくさに紛れて、このミサイルを配備したものと思われる。


 ちょうどそのころ、習近平政権は解放軍の軍制改革に本格着手。従来の七大軍区制を改変して五大戦区の設立を宣言したのが二月一日。旧ソ連式の軍区制が敵を国内に深く引き入れて戦うことを前提にした組織編制であるのに対し、米国式の戦区(戦略区)制は、海外への軍派遣を想定した軍の編成である。
つまり、国際社会が北朝鮮の核実験に対する制裁決議を採択するために中国の同意を取り付けようと説得しているのを、のらりくらりとかわしながら、南シナ海に本格的に軍事進出をするための布石を急ピッチで打っていたわけだ。


 配備されたのは紅旗9(HQ–9)という地対空ミサイル部隊二個大隊分のランチャー八基、レーダーシステム。射程距離二〇〇キロメートルともいわれ、ロシアの長距離地対空ミサイルシステムS–300をもとに中国が九〇年代に完成させた自慢のハイテク兵器だ。
一台のランチャーから発射されたミサイルは海抜三〇キロメートル上空で二〇〇キロメートル離れた六つの目標を同時に撃破できる。

 この報道を受けて、中国の王毅[一九五三~/日本語、英語に堪能]外相は「おそらく西側メディアの『でっちあげニュース』のやり方であろう」と、米国メディアがあおっているといわんばかりのコメントを当初はしており、また翌日の外交部定例会見でも報道官は「詳しくは承知していない」と言葉を濁した。


 だが、国防部は「南海(南シナ海)の武器配備はすでに何年も前から行っている」と、開き直って事実を認めた。さらに、米戦略国際問題研究所衛星写真をもとにした分析によれば、南沙諸島のクアテロン礁で高周波レーダー施設と見られるポールが建設されていたという。永興島には戦闘機J–11号が配備されたことも確認された。


 中国国防部がいうように、南シナ海の武器配備は今に始まったことではなかった。

 中国、ベトナム、台湾が領有を主張する西沙諸島は目下、中国が実効支配を固めている。紅旗9が配備された永興島に関しては第二次大戦後、日本がその領有権放棄を宣言したあと、国共内戦で敗走してきた国民党軍が上陸するも、一九五〇年、中国共産党の武装漁民によって占拠された。


 一九五六年までに西沙諸島の東半分が中国の実効支配下に置かれ、西半分は南ベトナムベトナム共和国)が実効支配。ベトナム戦争末期の一九七四年、南ベトナムの疲弊を狙って中国が軍事力でもって西沙全体の実効支配を実現。このとき、南ベトナム護衛艦が撃沈されている。


中国の南シナ海軍事拠点化の真相


 その後、永興島を中心に、南シナ海の軍事拠点化を進め、一九八八年には二六〇〇メートル以上の滑走路と港湾を建造。二〇一二年には南沙、西沙、中沙諸島をまとめた海南省三沙市への行政区分が公式に発表された。
現在、解放軍、武装警察部隊、役人、若干の漁民を含む一〇〇〇人が住み、ガソリンスタンドも銀行もスーパーもファストフード店もあるミニ都市島が出来上がっている。


 南沙諸島は、中国のほか、台湾、フィリピン、ベトナム、マレーシア、ブルネイがその全体および一部の領有を主張して対立。台湾が太平島および東沙諸島を実効支配、フィリピンはパグアサ島など一〇カ所を実効支配していた。


もっとも広範囲を実効支配していたベトナムは一九八八年、中国解放軍海軍と交戦して負け、ファイアリークロス礁、スビ礁などを武力でもって奪われた。中国はファイアリークロス礁を解放軍南海艦隊の戦略拠点とすべく二〇一三年には中国移動(チャイナモバイル)の通信基地を開設、軍人ら二〇〇人を常駐させている。

 




 南沙のミスチーフ環礁は、フィリピンが実効支配していたが一九九五年、在フィリピン米軍が完全撤退した時期、中国にミスチーフを漁民の休憩所に貸してくれと頼まれてうっかり承認したのが運の尽き。いつの間にか勝手に島に建造物を造り実効支配を奪ってしまった。ちょうどモンスーン時期でフィリピン海軍のパトロールができなかった隙をついての行動だった。


 フィリピンは抗議を行うが、中国は建造物は自国の漁師を守るためのものとうそぶいて、そのままだ。実際は、ヘリポートや風力発電施設もあり、軍事施設だと見られている。スビ礁では、レーダー施設の建設が二〇一二年に確認され、また三〇〇〇メートル級の滑走路も建設している。


 二〇一二年は中国のウミガメ密漁船を拿捕したフィリピンに対し、解放軍海軍は「漁民の安全を守る」という建前でスカボロー礁に艦船を進攻させた。中国とフィリピンの海軍がにらみ合いを行っているときに、米国が仲裁に出て、双方撤退することで合意したはずが、撤退したのはフィリピンのみ。
中国はまんまと実効支配を奪い、コンクリートなど建設材を運び込んでいる。この中国のやり方に腹を立てたフィリピンは二〇一三年一月、オランダ・ハーグの国際仲裁裁判所に中国を提訴した。


七〇年代から始まっていた南シナ海軍事進出


 こうしてみると、中国の南シナ海軍事進出は七〇年代半ばから着々と進められてきたわけで、しかも、相手国が別の国との戦争で疲弊したり、米軍のプレゼンスが低下した隙をついて、だまし討ちで武力にモノを言わせて奪い取るという卑怯な手を使ってきた。
もともと満潮時に水没する岩礁は、国際海洋法上では島と認められず、領有権や領海を主張することはできない。なのに、実効支配をうそぶき軍事施設まで造ってしまうのは違法行為である。


 習近平政権になるまでは、こうした軍事化の実態は隠され、対外的には「漁民のため」などという民生用の施設のふりをするだけの〝奥ゆかしさ〞もあった。だが、今や地対空ミサイルという明らかな兵器を配備。しかも、米国の衛星写真ではっきりとわかるようにビーチにランチャーを並べて見せた。

国防省によれば、南シナ海でミサイル配備されたのは実は今回が初めてではなく、過去二回あった、という。過去の例は「演習」のための一時的な配備、というポーズを貫いていたが、今回は「領空の防御は当然の権利」とミサイル配備の恒常化を匂わせている。


 こうした軍事拠点化の動きを隠さぬようになったのは、習近平政権がオバマ政権の弱腰を見越しているからだろう。二〇一二年のスカボロー礁事件のときも、オバマは手を出さず、ファイアリークロスの埋め立ては、二〇一四年から始まっていたが、やはり何もしなかった。


 二〇一五年一月から三〇〇〇メートル級の滑走路が建設されているのがわかっていても、何もできなかった。二〇一五年一〇月に米国はようやく、ファイアリークロス近海を駆逐艦に無害通航させる「航行の自由」作戦を行うが、実は作戦二カ月前から水面下では中国に作戦内容を説明して理解を求めるという腰の引けぶりであった。


 その一方で中国は、二〇一六年一月二日にファイアリークロスに新しく造った滑走路で民間機の離着陸テストを行う。北朝鮮の核実験に米国や日本が大騒ぎしていた一月六日は、最大離陸重量七〇トンクラスの大型爆撃機に匹敵するエアバスA319の離発着テストが行われた。
これで滑走路が軍用機の使用に耐えうることが確認されたという。一月三〇日に米国は二回目の「航行の自由」作戦を、より中国に近い西沙近海で行うが、中国はむしろそれを「米軍の挑発行為」と非難して、西沙の紅旗9配備などの口実にするのだった。


「中国は違法行為」と非難したハーグの国際仲裁裁判所


 こうした緊迫した状況の中で二〇一六年七月一二日、中国の南シナ海島嶼の領有権主張に関する一つの国際社会の判断が下される。中国にスカボロー礁をまんまと実行支配されてしまったフィリピンが二〇一三年一月にオランダ・ハーグの国際仲裁裁判所に仲裁を申し入れた、その判決裁定が発表されたのだ。


 判決では、中国が主張する九段線は歴史的根拠がないと完全否定された。中国がフィリピンと領有を争うスカボロー礁などに勝手に建造物を建て、軍事拠点化しようとしていることは、国際法に照らし合わせ完全な違法行為、ということになる。


 ハーグ仲裁判決のおもな内容は以下のとおりである。


 (1)中国が主張する九段線内の資源についての〝歴史的権利〞の主張は法的根拠がなく国連海洋法に違反している。

 (2)中国側が礼楽灘(リード堆)で資源採集しているのはフィリピンに対する主権侵害であり、中国側は南沙諸島サンゴ礁生態系に回復不可能なほどに損害を与えている。

 (3)中国側漁民の南シナ海における大規模なウミガメ漁、サンゴ漁はサンゴ礁生態系を破壊しており、これを停止させないのは中国側の責任である。

 (4)中国台湾当局が実効支配している太平島を含め、南沙諸島の島々は岩礁であり島ではない。したがって、EEZ排他的経済水域)も派生しない。

 (5)天然の美済(ミスチーフ)礁、仁愛(セカンド・トーマス、またはアユンギン)礁、渚碧(スビ)礁はすべて満潮時には水面下に隠れ領海も、EEZも、大陸棚も派生しない。

 中国の人工島建設はすでにフィリピンの主権・権利を侵犯している。


※話題のベストセラー『赤い帝国・中国が滅びる日』本文一部抜粋。


著者略歴

福島香織(ふくしま・かおり)

1967年、奈良県生まれ。大阪大学文学部卒業後、産経新聞社大阪本社に入社。1998年上海・復旦大学に1年間語学留学。2001年に香港支局長、2002年春より2008年秋まで中国総局特派員として北京に駐在。2009年11月末に退社後、フリー記者として取材、執筆を開始する。
テーマは「中国という国の内幕の解剖」。社会、文化、政治、経済など多角的な取材を通じて〝近くて遠い国の大国〟との付き合い方を考える。日経ビジネスオンライン中国新聞趣聞~チャイナ・ゴシップス、月刊「Hanada」誌上で「現代中国残酷物語」を連載している。
TBSラジオ荒川強啓 デイ・キャッチ!」水曜ニュースクリップにレギュラー出演中。著書に『潜入ルポ! 中国の女』、『中国「反日デモ」の深層』、『現代中国悪女列伝』、『本当は日本が大好きな中国人』、『権力闘争がわかれば中国がわかる』など。最新刊『赤い帝国・中国が滅びる日』(KKベストセラーズ)が発売即重版、好評発売中。Amazon売行きランキング1位[中国ジャンル。2016.11.11~11.25]。  ★

 
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