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<クリミア編入>急速に進むロシア化…18日で半年

<クリミア編入>急速に進むロシア化…18日で半年

毎日新聞 9月17日(水)19時37分配信

 【シンフェロポリウクライナ南部)田中洋之】ウクライナ南部クリミア半島がロシアに編入されてから18日で半年。

 

国際社会の批判をよそに、クリミアでは社会のロシア化が急速に進み、プーチン政権が取り組む実効支配強化の影でウクライナ色は消えつつある。

 「年金は月5万3000ルーブル(約14万8000円)で半年前の倍。暮らし向きは良くなった」。クリミアの中心都市シンフェロポリ市で議員を16年務めたロシア系のイワン・ジトニュクさん(63)は話した。

 

市役所で働く妻イーラさん(46)の給料も3万ルーブル(約8万3000円)と1.5倍になり、収入増という編入時の「公約」は守られたと感じている。

 アナトリー・ロゴフ副市長は、ウクライナ本土からの供給減のため食料品などの一部で10~20%値上がりしているが、「市民生活への影響はない」と断言する。

ガソリン代はロシアからの供給で1リットルあたり34ルーブル(約95円)と25%近く下がった。

 ロシア連邦移民局によると、クリミア住民の98%にあたる197万人がロシアのパスポートを取得した。ロシア国籍を拒否したのは3500人にとどまるという。

 

ただ、編入後にクリミアを離れる少数派のウクライナ系やクリミア・タタール系住民は多く、ウクライナ政府は1万7000人に上ると発表した。

 通貨はウクライナのフリブナが想定より早く姿を消し、ルーブルに一本化された。青と黄色のウクライナ国旗も自動車のナンバープレートに見かける程度で、年内にはロシアのナンバーへの切り替えが終わる予定だ。

 

9月の新学期からロシアの教育制度が導入され、ウクライナの歴史は授業内容から外れた。

 「ロシア編入のプロセスは不可逆的となった」。「クリミア共和国」のアクショーノフ首長代行は14日にロシア統一地方選として実施された議会選を受け、こう語った。

 

選挙で圧勝したプーチン政権与党「統一ロシア」に投票したアレクサンドル・エルミシンさん(61)は「クリミアがウクライナ東部のような内戦にならなかったのはロシアに編入されたおかげ」と話した。

 一方、クリミアへの観光客は制裁の影響で昨年の500万人から300万人に減る見通しで、主力の観光産業に影響が出ている。ウクライナ本土に8割を依存する電力の供給もたびたび停止し、各地で停電が頻発。

 

ウクライナから切り離されたクリミアは半島から島になった」。住民の間ではこんな冗談が聞かれる。

 クリミア東端のケルチ海峡では今月初めに架橋が着工され、2018年末までにロシア本土との一体化が実現する。

 

クリミア共和国の来年度予算は支出740億ルーブル(約2000億円)に対し収入はその4分の1で、赤字分はロシア連邦補助金で賄われる。クリミアは社会や財政の面で巨大なロシアにのみ込まれつつあるようだ。

   (ヤフーニュース 国際総合からです)

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