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「露軍の侵攻強まる」 ウクライナ和平、「特別な地位」で応酬

「露軍の侵攻強まる」 ウクライナ和平、「特別な地位」で応酬

産経新聞 9月3日(水)7時55分配信

 【モスクワ=佐々木正明】

ウクライナ国家安全保障会議のルイセンコ報道官は2日、ウクライナ東部で、ロシアが軍事侵攻を強めていると警告した。

 

親ロシア派武装勢力が強気の姿勢でウクライナ政府に独自の要求を迫るようになったのは、露側の支援で戦力を回復させたことが背景にあるとみられる。

 

ロシアは4日のNATO首脳会議を前に、軍事ドクトリンの改定を検討していることを明らかにし、ウクライナのポロシェンコ政権を支援する欧米諸国を牽制(けんせい)した。

 親露派勢力は1日、ウクライナ政府、ロシア、欧州安保協力機構(OSCE)の代表者が集まってベラルーシで行った和平協議で、「特別な地位」を認めるよう迫った。

 

同勢力幹部は2日、「われわれの領域はウクライナに属するものではなく、ロシア側世界の一部なのだ」と語った。

 こうした姿勢には、1万人以上とされる露軍兵士がウクライナ東部に侵攻し、親露派が戦況の劣勢を盛り返したことが背景にあるとみられる。

 

ルイセンコ報道官は2日、15人のウクライナ軍兵士が死亡したことを明かし、露軍は親露派拠点のドネツクアゾフ海沿岸へも部隊を増派していると主張している。露軍兵士は身分証を隠さなくなっているという。

 一方、ロシア安全保障会議ポポフ副書記は2日、ロシア通信に対し、ウクライナ情勢を踏まえ、軍事ドクトリンを年末までに改定すると表明した。

 

副書記は「ロシアは(欧米側に)意図的に敵国として描かれている」と指摘。ウクライナ政府への支援の一環と称して、ロシアの隣国にNATOの兵力が増強される事態に強い危機感を示した。

   (ヤフーニュース ヨーロッパからです)

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